劇狭デザイナー・アパートで発生した騒音問題
私は、いま「木造2階建てアパート」2階に住んでいます。
建物はいわゆる「劇狭デザイナー・アパート」というもの。
新築内見で確認した時も狭かったのですが、引越しで荷物を運びこみ、狭い部屋一杯に積まれたダンボールの山に呆然として現実を思い知らされたのは秘密(笑)
部屋の広さは約14㎡にロフトが付きます。
狭いものの、浴室とトイレは別、シャワートイレ、LED室内ライト、エアコン、浴室乾燥機、IHコンロ、ミニ冷蔵庫、映像付きインターフォン、無料Wi-Fiが標準で付いている好条件の物件です。
2016年に出来た新築アパートでも有ることから、設備はかなり充実しているので、狭さに慣れたら非常に住みやすい住まいです。
狭さが極端と言えば、極端ですが。。
問題は、今も継続中では有るのですが、色々調査し導入した結果、かなりの成果を上げることが出来ました。
私の状況・悩んでいることを列記すると次のとおりです。
- 2階建てアパートの2階に住んでいる
- 階下の部屋から床ドン、威嚇するような叫び声に悩まされている
- 管理会社に相談したが進捗はない
- 階下の住民の様子から対話できるような相手では無く、むしろ会いたく無い
賃貸アパート・マンションで「自分の自宅なのに理不尽な思いで悩んでいる方」がおられましたら、参考の上、ご自身の環境に合いそうだったら導入し、是非、「自分の自宅の安らぎ・癒しの時間」を取り戻して欲しいです。
事の経緯と顛末は以下をご覧ください。
賃貸アパートの騒音・苦情無き「壁ドン」と「叫び声」
突然の変化でした。
年が変わり、今年1月から突然、階下の住民から「壁ドン」ならぬ「床ドン」をされるようになったのです。
床掃除のために、トイレで「コロコロ」を動かすと「ドン!」
キッチンの床を「コロコロ」すると「ドン!」
最初の頃は気のせいか…と思っていたのですが、明らかに「コロコロの音」に反応していました。
時間は、土曜日の夕方6時位。もちろん、コロコロは普通に床のゴミを取るために転がしていただけでした。
またある日は、風呂から上がり、部屋に戻ったタイミングで「ドン!」。帰宅して、部屋に入った途端に「ドン!」をされたことも有りました。部屋を歩くだけで威嚇するような感じです。
足を床に踏み込んで歩いている訳ではもちろんなく、普通に床を歩いているいわゆる「生活音」。
最近は、普通にテレビを見ていても下から突き上げるような「ドン!」が有り、自宅なのにゆっくりすることができない。
またある日は、階下から突然「ウォー!」と男性の叫び声が聞こえる始末。
危険を感じるレベルです・・・。
階下の住民とは面識もなく、突然の変化に嫌気と怒りが交錯する気分。
不動産の管理会社経由で、上階の音が響いて困るなど苦情は無く、下階の入居者本人からの威嚇的行為は非常に恐ろしいです。
良くないのは分かっていたのですが、最初の頃、余りの理不尽な「ドン!」に対し、カッとなって何度か仕返しで床を踏み返してしまいました。
エスカレートはせず、その後しばらく静かだったのですが、定期的にその「嫌な衝撃音」と「叫び声」が聞こえる状況です。
今の住まいは、2年を超えて3年目に突入したばかりなのですが、これまでは平穏な日々だったのです。
アパート管理会社に相談してみた
せっかくの連休中にもその行為は繰り返され、余りにも酷く、とにかく理不尽な思いをした記録をしようと思い立ち、「ドン!」の回数と時間をメモに控えておくようにしました。
その日は合計で7回。深夜1時に発生し、午前11時台、そして夜19時代まで。
さすがに、我慢しきれず、不動産管理会社に相談をしてみました。
伝えたことは、
- 最近「床ドン」をされて始めていること
- 例えるなら、コロコロ掃除をするくらいで威嚇される、歩くだけでもやられる
- 生活音のレベルで、決して床を踏み込んだり、大きな音は立てていない
- 年末から年明けにかけて急に「床ドン」をされ始め現在も継続中
- 階下の部屋から何度か男性の叫び声が突然、聞こえることも有り、怖いレベル
- 階下の部屋の両隣の方はもっと怖い思いをされているのではないか
不動産管理会社の担当の方は若い男性。
彼は「様子を伺ってみるが、迷惑行為を確認出来たとしても退去させる契約とはなっていない」など、基本的に介入する姿勢を感じられず、挙げ句の果てには「余りにも酷い場合は、危ない目にあっても大変なので警察に連絡しても良い」とまで言われてしまいました。
不動産管理会社の対応はこんな感じで、どうやら頼りになりそうにありません。
ネットで調べると、裁判で訴えても裁判費用は100万円以上かかる場合もあること、仮に勝訴しても費用の回収は見込めず、相手も退去させることもできず、結局自分が出て行くことに追い込まれることもある・・・など、ことごとく理不尽。
警察に通報して、面倒なことや大事にするにも、正直そんなモチベーションはありません。。
かと言って、自分が引っ越すのはとんでもない!理不尽な恫喝に負けたことになるのも悔しい。
第三者に不安を伝えたことで少し気は晴れたのですが、解決に至らず、自分の家なのに仕事から疲れて帰ってきても心が休まらない日々が続いたのです。
幸い、私にはパートナーがいます。彼女はもちろん味方になってくれて、この状況を共有してくれているので心強いのですが、もし身近に相談できる相手がいなかったとしたら、もっと辛い思いをしていたかもしれません。
また、もし私が女性だったら・・・。もっと大変だったかもしれません・・・。
階下からの音を止めたい!どうしたら良いか?
なんとか現状を打開したい。
この一念で、色々対策を講じた結果。
「自分の音を相手に聞こえなくする=相手の音・声も聞こえないようにする」
このようにしてみよう、と思い立ちました。
相手は、ちょっと普通でない様子も有ることから、自分の住まいの環境を防御することに決めたのです。
かと言って、住まいは賃貸の木造アパート。
好き勝手に改造などはもちろんすることは出来ません。
ネットで「アパート騒音」「防音対策」などで散々調べたところ、同じ境遇の方が試して効果がある、というアイテムを見つけました。
人柱になったつもりで、即決!
そして導入したものはこちらです。
そして、カーペットだけではなく、床に敷き詰める緩衝材タイプの「P防振マット」
この対策アイテム「静床ライト」と「P防振マット」は、私が今悩んでいる状況にぴったりのものでした。
発売元公式のサイト「ピアリビング」によると、「P防振マット」と「静床ライト」を掛け合わせることで、「ホテル仕様で業界最高レベルの防音・防振」効果が発揮できると謳っています。
そこで、すがる思いで「静床ライト」1セット(20枚)と「P防振マット」の「厚さ10㎜」2つと、「厚さ5㎜」1つを購入し早速、床に敷き詰めてみました。
サイズ | 重量 | |
静床ライト | 500㎜X500㎜ | 1.5kg |
P防振マット(10㎜) | 910㎜X455㎜ | 約4.5kg |
P防振マット(5㎜) | 910㎜X455㎜ | 約2.2kg |
注文し、到着した状況がこちら。
写真では分かり辛いですが、どちらもズッシリと、かなり重いです。
宅配便のお兄さんが辛そうに運んでくれました。
ダンボールから引っ張り出して、P防振マット10㎜から敷き詰めます。
この黒いゴムの10㎜の厚さで、下の階との境界線が分厚くなる感覚が、何とも頼もしい!
そして安心感があります。
そして、その上に、更に「静床ライト」のカーペットを敷き詰めました。
(部屋を綺麗にしてから、敷き詰めた写真をアップしますね😅)
床の全面、全てに敷き詰めたわけではないのですが、部屋の中で普段歩く導線部分と、キッチンの部分の目線が高く感じる位、床が高くなったわけです。
静床ライト、P防振マットの効果は?どうなった?
床が高くなり、10㎜のゴムマットと防振カーペットの効果は、絶大と言って過言ではありません。
床の前面に敷き詰めたわけではなく、隙間があるのですが、それでも特に「例の叫び声」が聴こえてもかなり遠くからの音のように感じられるレベルです。
また、「床ドン」の方もかなり緩和されました。
これで、完全に床に敷き詰めたら別世界を手に入れられるのかもしれません。
防振・防音マット、カーペットを販売されている「ピアリビング」さんに感謝です!
まとめ
その後、実は、不動産管理会社から連絡がありました。
私の訴えをもとに、異常な騒音で困っていないか、アパート住民に問い合わせや確認を行っているとの報告でした。
下階の住民に直接連絡したとか、注意した、などは説明無かったのですが、ここ1、2ヶ月は、その異常な行為が収まっているのです。
もしかすると、管理会社からの連絡で自分の行為に行き過ぎが有った、と自覚してくれているんじゃないか?と勝手に思ったりしています。
しかし、今でも「遠くから」聴こえてくる時があるので、まだ居るんだな、という生存確認状態ですが(笑)
音や振動が無いと、すっかり忘れて普段通り生活ができているので、このまま平穏だといいなぁ、というこの頃です。
以上、同じ悩みを抱えている方がおられ、参考になったら嬉しいです。