カジノが日本にできるって話




IR実施法案、参議院本会議に可決

2018年7月20日(金)、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が、参院本会議で可決、成立しました。

日本政府は、2020年代前半のIR開業を目指して、本格的に準備を進めることになります。

賛否両論有りましたいわゆる「カジノ法案」が成立です。

今後、具体的に進むIR (Integraed Resort):統合型リゾート、そして日本にできるカジノについて紐解いていきます。

統合型リゾート(IR)とは

統合型リゾート:IRとはこのような定義になっています。

地方自治体の申請に基づきカジノの併設を認める区域を指定して設置される、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、商業施設(ショッピングモール)、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などと一体になった複合観光集客施設のこと。

出典:ウイキペディア 統合型リゾート より

※MICE・・・Meeting(会議・研修)、Incentive(招待旅行、travel, tour)、 Conference(国際会議・学術会議)またはConvention、Exhibition(展示会)またはEventの4つの頭文字を合わせた言葉

簡単にまとめると、自治体が申請、国が許可し「カジノで主に利益を得て、カジノと併設する施設を統合的にリゾート地として複合運営していくもの」ということです。

海外では、すでにIR:統合型リゾートが大々的に造成されていて、日本もようやくこの分野で追いつく準備が整った、ということ。

海外のIR:統合型リゾート地
・ラスベガス(カジノと言えばここ)
・マカオ(沢木耕太郎著:深夜特急でも有名)
・シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズを中心にしたリゾート)
・韓国など
Dr.博士
マリーナ・ベイ・サンズの運営会社も日本を狙っているらしいのぉ
またり
あのホテルにカジノが有りますしね!

地方自治体のどこがカジノに立候補しているか

現在のところ、大阪、北海道、和歌山、長崎が名乗り出ているようです。

大阪は、知事自ら率先して動いていますし、長崎は、ハウステンボスのテーマパークを中心に構想をしているようです。そのほか、横浜も構想があるようですが、住民の反対も有り、中々簡単には進まない自治体も有ります。

デメリットは

日本のカジノ。という響き自体がネガティブと捉えられ、法案が通っても根強い反対の声が上がっています。

公営ギャンブルといえば、競馬・競輪・競艇、オートレース。これとは別に、カジノ法案が通ったことにより、カジノが加わる訳です。

ギャンブル依存症を懸念する声は今後も続くでしょう。また、カジノが出来たことによる治安の悪化も住民に取っては切実な問題と捉えられている場合もあるようです。

メリットは

いわゆる外国人インバウンドによる経済効果、そして訪日外国人が増加している現在、起爆剤として大きなことになります。

新しい産業とも言えるカジノ。そしてその周辺の施設。海外でしかカジノを経験できなかった日本人が、国内でもリゾートの一つとして選択肢が広がるわけです。そして関連産業の雇用確保も大きく付与するでしょう。

2020年の東京オリンピックが終了後を見据え、その後の経済の起爆剤としても考えられていることは間違いないです。

経済からの視点で見てもIRからは目が離せません。関連産業の動向も注目すべきですね。



まとめ

日本のカジノ。カジノだからといって、必ず成功するわけでではないですが、世界に「日本のカジノは素晴らしい」と思ってもらえるようなものになって欲しいですね。

シンガポールの、マリーナ・ベイ・サンズは、日本人にも有名で、憧れて旅行のきっかけにもなっているリゾート地です。

日本のどこに、カジノが出来るか。注目して今後も追いかけようと思います。

そらのる