映画「8年越しの花嫁 〜奇跡の実話〜」レビュー

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号泣の映画。久しぶりに泣いた

「8年越しの花嫁〜奇跡の実話〜」。映画で久しぶりに泣いた。これはヤバイ。

深夜にやっていた映画を何気なく見ていたら、寝るのも忘れて一気に見てしまった。

少し前に話題になっていた認識は有ったのですが、「闘病物」「感動作品」のカテゴリーね・・・と、実はそんなに興味は無かった自分が恥ずかしい。

何と言ったって「実話」実話とはとても思えない展開。

結婚式の3ヶ月前という幸福の絶頂から突き落とされる、婚約した彼女が突然、意識不明に。

土屋太鳳演じる元気だった「麻衣」が、突如として倒れて寝たきりになる過程に、人間の脆さに慄き、彼女の「強さ」に惹かれていきます。

そして何と言っても、土屋太鳳の演技に圧倒される。

映画「エクソシスト」の少女がホラーとして有名ですが、原作の「麻衣」さんが診断された病名「抗NMDA受容体脳炎」の患者だったと言われているそうです。

土屋太鳳さんといえば、「チアダン」などで演じるキャラクターで明るく元気良いイメージを覆し、見事にその病の姿を演じ切っていました。

佐藤健演じる「尚志」の、彼女への献身的な姿、そして「結婚前」だったことから起こり得る葛藤にも息が詰まりそうになる。

もし、自分が「尚志」の立場になったとしたら・・・。

「尚志」が「実直」で、「健気」で、そして「強い」から成り立つストーリーでもあります。

映画「グリーン・カード」をオススメする

2018.08.02

image:2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

登場人物

image:2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

麻衣と尚志。会社の同僚で婚約した二人。

image:2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

薬師丸ひろ子、杉本哲太の「麻衣」両親役にも泣ける。両親側の身にも立っても震える。

奇跡は起こるべくして起こった

尚志が勤める会社の北村一輝演じる「柴田社長」や同僚の面々が素晴らしい人たち。

影ながら尚志を支えてくれていた環境、安らぎがあったからこそ、成り立ったストーリーでもあります。

そう言った意味では、奇跡は起こるべくして起こった、成るべくしてなったストーリーとも言えます。

この映画は、非常に重い作品であるため、元気な時に視聴することをお勧めします。

そして、見終わった時。

「実話」ということを噛み締めて、自分に問いかけてみましょう。