号泣の映画。久しぶりに泣いた
「8年越しの花嫁〜奇跡の実話〜」。映画で久しぶりに泣いた。これはヤバイ。
深夜にやっていた映画を何気なく見ていたら、寝るのも忘れて一気に見てしまった。
少し前に話題になっていた認識は有ったのですが、「闘病物」「感動作品」のカテゴリーね・・・と、実はそんなに興味は無かった自分が恥ずかしい。
何と言ったって「実話」。実話とはとても思えない展開。
結婚式の3ヶ月前という幸福の絶頂から突き落とされる、婚約した彼女が突然、意識不明に。
土屋太鳳演じる元気だった「麻衣」が、突如として倒れて寝たきりになる過程に、人間の脆さに慄き、彼女の「強さ」に惹かれていきます。
そして何と言っても、土屋太鳳の演技に圧倒される。
映画「エクソシスト」の少女がホラーとして有名ですが、原作の「麻衣」さんが診断された病名「抗NMDA受容体脳炎」の患者だったと言われているそうです。
土屋太鳳さんといえば、「チアダン」などで演じるキャラクターで明るく元気良いイメージを覆し、見事にその病の姿を演じ切っていました。
佐藤健演じる「尚志」の、彼女への献身的な姿、そして「結婚前」だったことから起こり得る葛藤にも息が詰まりそうになる。
もし、自分が「尚志」の立場になったとしたら・・・。
「尚志」が「実直」で、「健気」で、そして「強い」から成り立つストーリーでもあります。
登場人物
麻衣と尚志。会社の同僚で婚約した二人。
薬師丸ひろ子、杉本哲太の「麻衣」両親役にも泣ける。両親側の身にも立っても震える。
奇跡は起こるべくして起こった
尚志が勤める会社の北村一輝演じる「柴田社長」や同僚の面々が素晴らしい人たち。
影ながら尚志を支えてくれていた環境、安らぎがあったからこそ、成り立ったストーリーでもあります。
そう言った意味では、奇跡は起こるべくして起こった、成るべくしてなったストーリーとも言えます。
この映画は、非常に重い作品であるため、元気な時に視聴することをお勧めします。
そして、見終わった時。
「実話」ということを噛み締めて、自分に問いかけてみましょう。