ハン・ソロが主人公のスピンオフ作品
A long time ago in a galaxy far, far away….
待ち望んでいた「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」。「ローグ・ワン」と並ぶ、スター・ウォーズ本編からのスピンオフ作品です。
映画を観て少し時間が経っていますがレビューしたいと思います。
海外での評判はさておき
「ハリソン・フォード」が演じていた「ハン・ソロ」を、「オールデン・エアエンライク」が引き継ぎ、ルーク・スカイウォーカーや、レイア姫達と出会う前の若きハン・ソロを演じます。
海外では厳しい評価も有った様ですが、ストーリーを追いかけて行くうち、SWスピンオフの世界にどっぷりとハマって行く自分がいました。
ハン・ソロ=ハリソン・フォードで刷り込まれてはいますが、ハリソン(ハン・ソロ)が若い頃はこうだっただろうなぁ、という違和感ないキャスティングもしっくりときて、若きハン・ソロが走り回り、そしてミレニアム・ファルコン号を手に入れるまでのエピソードなど、素直に楽しめる作品だと思います。
チューバッカとの出会いから仲間になっているエピソードも、なるほど、と頷ける納得いくストーリーであり、ソロとチューバッカの友情が芽生えるシーンに自分的にはジーンと熱く来るものが有りました。
そうそう、ソロと「ランド・カルリジアン」との因縁も相変わらずで、安定感を生み出しています。ああ、やっぱりね。
最新のCGを楽しむ
SWと言えば、タイ・ファイターやスター・デストロイヤーなどの宇宙船との戦いも見所の一つですが、やはり本作品でも、ミレニアム・ファルコン号が活躍します。
「STAR WARS THE LAST JEDI EP.8」では、レイとチューバッカが操縦するシーンが有りますが、やはりソロとチューバッカが並んで操縦するシーンは旧三部作ファンには見どころとなりますね。
昨今のSWシリーズは、旧三部作と大きく違い、CGでよりリアルで迫力ある映像を楽しめますが、本「ハン・ソロ」もその世界を純粋に楽しめます。
特筆すべき帝国軍のトレイン(コンヴェイエクス)のシーンは、今までのSWシリーズではなかった、地上でのまた違った迫力あるシーンで描かれています。
まるで西部劇の列車強盗の様ですね。
そう言えば、賭けのシーンの酒場や荒野での焚き火のシーン、列車強盗だったり、強盗の後仲間とのいざこざなどと、SW版西部劇の様にも思えてきます。意外と意識して制作されたのかもしれませんねw
新しい登場人物、そしてあの方も!
本スピンオフ作品には、新しいキャラクターも登場しています。惑星「コレリア」時代のソロの仲間「キーラ」。射撃の名手「トバイアス・ベケット」、犯罪シンジケート[クリムゾーン・ドーン]の顔「ドライデン・ヴォス」、ドロイド「L3-37」など。
毎回、SWに登場するドロイドは注目しているのですが、今回のドロイドL3は、ストーリーの重要なエッセンスになります。
そして、なんとあの方も!
スター・ウォーズ好きにはもちろん、初めてシリーズを観る人にも楽しめる娯楽作品だと思います。
スター・ウォーズのスピンオフシリーズの製作が危ぶまれているニュースも有るようですが、私としてはドンドン、シリーズ製作してほしいです。