劇場版「コード・ブルー─ドクターヘリ救急救命─」レビュー(ネタバレ無し)

出典:©︎2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会




山下智久を始めとするおなじみのメンバーが活躍

劇場版コード・ブルーを観てきました。直前にTVで放映されたSPドラマ「コード・ブルー特別編 もう一つの戦場」。そして3rd Seasonの流れを汲んだ「劇場版コード・ブルー」。早速レビューします。

興行通信社が2018年8月13日に発表した「劇場版コード・ブルー」は、週末ランキングで3週連続TOP1を維持しており、この週末8/11(土)〜12(日)観客動員数は、45万5000人。累計では、406万人、興行収入52億円を突破しているそうです。この勢いは凄い。

私は、8/11のレイトショーで観たのですが、遅い時間にもかかわらずほぼ満席で、人気を肌で感じました。

1st Seasonから観ているファンからすると、10年経ってスクリーンで観る「劇場版コード・ブルー」に感慨深い思いがこみ上げてくるのは私だけではない筈です。

フェローから成長していく藍沢耕作(山下智久)・白石(新垣結衣)・緋山(戸田恵梨香)・藤川(浅利陽介)・冴島(比嘉愛未)。5人を取り巻く登場人物。教わる立場から教える立場になり、後輩フェロー達への想い。

そして、3rd Seasonから藍沢、緋山の旅立ちを予感させており、今回はその旅立ちまでを、5人それぞれの思いと絡めて描かれています。

宣伝でも流れていますので触れますが、今回は、成田空港への航空機緊急着陸事故、海ほたるへの巨大フェリー衝突事故という、「空」と「海」で未曾有の連続大事故が発生します。

末期の胃がんに冒された女性を演じる、山谷花純とは?

今回のエピソードで、「富澤未知」という登場人物がいます。末期の胃がんに冒された女性です。

新田真剣佑演じる「岩田彰生」は、未知の元婚約者。未知の病気が発覚したところ、支えきれずに逃げ出してしまったのですが、未知が航空機事故に巻き込まれてから、自分の気持ちに気付き、彼女と「最後まで一緒に居たいと」と支える様になります。

未知のエピソードは泣けるものなのですが、彼女は役として実際に頭を剃り上げています。そして迫真の演技。

未知を演じたのは誰かと調べたら「山谷花純」という女優さんでした。

丸坊主にした女優といえば、「世界の中心で、愛をさけぶ」の長澤まさみが有名ですが、山谷花純さんも体を張りましたね。

迫真の演技は、数あるエピソードの中でも印象的なものとなりました。

記事によると、引退も覚悟していた時期があったそうですが、今回をきっかけに活躍しそうな女優さんです。今後も注目してみたいですね!

またり
長澤まさみは、「モテキ」が最高w



映画コード・ブルーを観て。感想まとめ

ストーリーは、ドクターヘリが中心となることから、劇場版の2大事故からのエピソードを描いていますが、上映時間2時間7分では、納めきれなかった感が有りました。展開が早く「え?もう次?」と感じるところが有り、仕方ないとも言えますが、もう少し余韻に浸りたい気持ちになったのは正直なところです。

ドラマなら、2、3のエピソードを詰め込んだストーリー構成なので、その様な印象を受けます。

とはいえ、エンディングでの「HANABI」がかかると、そんな思いも消え、ファンとして十分楽しめる作品でした。

10年の区切りと銘打っていて、今回の劇場版で完結として終わってしまいそうな感じもします。

映画終盤の作りは、泣かせますね。この興行成績なら何年か後に別のアプローチで十分続編が作れそうですし、期待して待ちたいと思います。