アルミニウム素材の塊感は秀逸
所有欲を満たされる
VAIO株式会社のVAIO PhoneA。
OCNモバイルONEに切り替えてから、Xperia Z1、ZenfoneGOと切り替えて、VAIO Phone Aに機種変更し現在使用中です。
1年ほど使用していますので、レビューしたいと思います。
特記すべきは、本体のアルミニウムの塊感です。MacBook Airと並べると同じ質感であることが分かります。
サイズは、少し女性には大きくて重いかもしれませんが、画面は5.5インチサイズなので大きく見易いですね。
重さも見た目の通り、少し重めで167g。iPhone Xが、174g、iPhone 8が148gと、比較していただくとお分りいただけると思います。
背面に誇らしげにVAIOの刻印が刻まれています。VAIOファンにはたまらないですね。
Android 6.0.1を搭載したVAIOだが
VAIO Phoneをどうする気なのか
VAIO Phone Aは、日本製のSIMフリースマートフォンとして期待されていた訳ですが、VAIO社の力の入れ具合に正直残念に思っています。
折角、VAIOというパソコンが存在しているのに、VAIO Phoneは、VAIOと連携するような独自の仕組みがない。
MACと、iPhoneの関係性と比較すると、リマインダーとか便利だ、使ってみたい、と思わせるものが無いのです。
MAC/iPhoneは、独自OSを搭載しているため、自由度が高いアドバンテージはあるにしろ、モバイルとPCで「VAIO」を冠した意味が感じられない。
また、VAIO Phone AのAndroid OSを、アップデートする気も無く、未だに2世代前の6.0のママです。次モデルの噂も立たず、VAIOサイトでは、生産終了が告知されています。
次はどんなモデルを出してくるか、ワクワクするような期待に欠ける端末と言わざるを得ません。
キャリア発売のデバイスに有りがちな、余計なアプリや機能などは搭載せず、生のSIMフリーAndroidデバイスとしては弄る楽しみはあると言えますが、SONY〜VAIOファンとしては、放置されたデバイス、という感を拭えないのです。
非常に残念なのですが、もうVAIO Phone Aの次モデルは登場せず、このデバイスで終わりそうだな・・・、というのが正直な感想です。
まとめ
辛口レビューになってしまったのですが、端末自体は実直な、渋いデバイス・・というべきでしょう。
カメラは、SONYのカメラが搭載されている訳でも無いのですが無難でそこそこ綺麗には撮れます。
カメラの特性として、風景より近接の写真の方が綺麗に取れます。風景は、少しぼんやりして、くっきりと映らないイメージです。
海外メーカーは3眼カメラ搭載スマホを発売したニュースが有りました。日本製VAIO Phone Aが歩みを止めていることが残念でなりません。
価格が2万円ほどに下がっていますので、ミドル級の日本製スマートフォンとして、拘るならお買い得と言える為、そこがおすすめというところでしょう。
なんとか巻き返して欲しいと願う、VAIO Phone Aレビューでした。