Xperiaの逆襲が始まるか
XZ2、XZ3と従来の路線を変え、迷走していたXperiaですが、XZ1以前のスタイルに戻すことを決意した、SONY。
「アンビエント・フロー」デザインと呼ばれた丸みを帯びた分厚いスタイルは、最初にみた違和感から始まり、手にとってもその違和感を確かめるだけに過ぎず、最後までユーザーには受け入れなかったという結果です。
XZ3から路線修正を感じられましたが、私は所有する気になれず、そういった感想を持った人が多かったということでしょう。
誤解していただきたくないのですが、私はXperiaファンです。
Xperia X10(SO-01B)から始まりXperiaを4台使用してきたユーザー目線としてXZ2からXZ3の迷走ぶりは、このままブランド消滅の危機感さえ覚えていました。
XZ3を紹介する記事を投稿していますが、軌道修正をしつつも方向性に迷いも透けて見えます。
iPhone、ファーウェイ、サムスンなど各社が、次々と魅力的で冒険も試みたモデルを打ち出していく中、Xperiaは、家電メーカーSONYの強みを存分に活かさずに苦戦を強いられてきた訳で、鉾を活かさず盾で守りに入っているSONYに歯痒さを感じていたのです。
日本メーカーが苦戦を強いられ次々と撤退や縮小していく中、SONYには日の丸を背負って頑張ってほしい。
昨今のニュースでは、SONY本体は収益改善されているが、SONY mobileが足を引っ張っていることが報じられましたが、赤字でも今後の「5G時代」を見据えた挑戦であるとのことです。
5G時代をどうXperiaで切り開いていくのか。
モデル名を変更したXperia
さて、今回発表された「Xperia 1」から「XZ」のシリーズ名を廃し、新しいXperiaをアピールして登場します。
「1」と決めたあたりは、覚悟と本気、意気込みが感じられます。
21:9シネマサイズの4Kディスプレイで、今回切り込んできた挑戦は非常に良いですね。超広角カメラを含む3レンズカメラで「ようやく」先行する他者スマートフォンに追い付いてきたというところでしょう。
Xperiaのカラーと言えばパープルを忘れられない
そう言えば、カラーのラインナップで、パープルが復活しているのもZ1ユーザーだった私からすると嬉しいニュース。Z1は、結局ホワイトを購入したのですが、パープルはXperiaを象徴する色と言っても良いもの。
シリーズ名の「1」と同じくらいインパクトあるものだと言えます。
原点に立ち戻る、という姿勢を示すのであれば間違いない選択ですね。
現物を早く触って、その鼓動を確認したいと思えた「Xperia1」。今後も注目していきます。